おさねこふ

リーガル翻訳者/社会人大学院生のおさねこふです。"翻訳"という(わりと)もの珍しい仕事に携わっていまして、それを通じて得たもの・感じたものを書き連ねてみることにしました。何卒よしなに。

記事一覧(11)

熟女スナックで学んだ女性の心理

From: 中澤順昼下がりのスタバより、、、以前、女性の知り合いに誘われて熟女専門のスナックに飲みに行ったことがあります。知り合い曰く、「熟女専門スナックで独身が集うパーティーがあるんだけど、出てみない?」とお誘いを受け、ホイホイと行ってみたのでした。キャストの女性は全員40歳以上!40歳で小娘扱いされるような店でした。お店のママは50代で、芸能活動をしていたこともある女性。パワフルだけど細かい気配りが行き届いた方でした。そして何より料理が美味しい!あまり期待せずに参加しましたが、料理が本当に美味しかったのでポイント高いですね。さて、そんな熟女専門スナックで飲んでいたとき、横に座ったキャストの方がこんなことを言っていました。「あたしさー、幾つぐらいに見える?」「えっ?(……女の人は若く見られた方が嬉しいよな、多分。)そうですね……24-5歳ぐらいとか?」「ハッ!あんた、私のことバカにしてるの?」驚きでした。ものすごくストレートにぶつけられた怒り。さすがに熟女専門スナックで24-25歳は盛りすぎたか?正直反省しました。ただ、「女性はいつだって若く見られたい」「だから多少盛ってでも若く申告したほうがいいんじゃないか」と思い込んでいたぼくにとって、こうストレートに怒りをぶつけられたのは、ビール瓶でぶん殴られたような衝撃でした。なぜ、ぼくはキャストさんに怒られたのか?「あたしね、今年で41歳になるんだけどさ。つまり、24-5歳に見えるぐらいバカそうってこと?ここ熟女スナックだって知ってる?」「い、いえいえ!そんなことないですよ!でも、女性はいつだって若く見られたいのかなぁー……と思って」「そ、う、じゃ、な、い、の!私もそこそこ年齡重ねてきてるし、もっと年齢相応に賢く見られたいの!」「年齢相応に」「そう、年齢相応に賢くね。」「賢く」「それでいて綺麗に」「綺麗に」「若い頃はただ綺麗に見られたいと思っていたけどさー。でも今この年齢になると、経験だってたくさん積んできているしさ。酸いも甘いも噛み分けた女に思ってもらいたいのよ。あんたその辺がまだ分かってないわねぇ。」「……」経験を積んだ女性は「賢く、美しく見られたがっている」はぁーなるほど。確かに一理あるなと思いました。「女性はいつだって若く見られたい。」これは古今東西の女性の願いだと思っていました。(というか、今でもこれはある意味正しいと思っています。)だが、それだけではなかった。年齢を重ねて経験を積んだ女性は、「年齢相応に賢く見られたい(それでいて美しく見られたい)」のだということを見落としていました。「10代や20代の頃にはない、40代だから出せる自分の、女性としての魅力を追求したい!」そんな、キャストの女性の人知れぬ欲求と葛藤を感じ取った一幕でした。いやはや、まだまだ女性の心がぜんぜん分かっていませんでした。仕事で年長の女性と接することも増えてきましたので、彼女たちが内心秘めている願望と不満を事前リサーチできたと思えば、熟女専門スナックでのパーティーも参加した甲斐があったというもの。なお、肝心の独身者同士の交流では出会いはありませんでした。うーん、是非もないですわ。ー中澤順PS.女性にここまでストレートに怒られたのは久しぶりでした。反省してますんでまた飲みに寄らせてください。

ぼくが仕事をする上でたった一つだけ守っていること

From: 中澤順自宅のリビングより、、、ブログ読者からリクエストをいただいた。「社長業をしている人の時間の使い方を知りたい」と。ううむ、困った。由々しき事態だ。なぜなら、ぼくは夜型だ。なにしろ、毎回朝型にしようとトライして、そのたびに挫折している人間なのだ。ちなみに、コピーライターは朝型にしている人がほとんどだ。なぜなら、もっとも執筆するためのエネルギーを効果的に使えるのが午前中の時間帯だからだ。なので自分も執筆時間を午前中にしようとトライしてみるのだが、肝心の寝る時間が26時なのだ。睡眠のゴールデンタイムが22時−26時。完全に守れていない。つまり、時間管理において、ぼくは未だ落第生なのだ。いかん!全然守れていないやん俺!ばかばか!■■■!だが、そんな挫折だらけの自分でも、たった一つだけ遵守していることがある。それは「最低7時間以上の睡眠」だ。ところで、『神・時間術』という本をご存知だろうか。著者の精神科医・樺沢紫苑先生が、本書のなかで自身が実践されている効果的な時間術を惜しげもなく披露されているのだ。講演会のゲストスピーカーとしていらっしゃった時、樺沢先生のお話を聞くやいなや、すぐにKindleで本を購入し、むさぼり読んだ。以来、ぼくはメルマガもYouTube動画も毎日欠かさず見ているのだ。この『神・時間術』を読むまで、ぼくは長時間睡眠に対して、ちょっとした罪悪感があった。なぜなら、「7時間も寝るなんて怠け者だ!」と思い込んでいたからだ。高校受験ぐらいからは5-6時間睡眠、アルバイトを3つかけもちしていた頃は3−4時間睡眠で過ごしていた。それでもなお時間をひねり出そうとして、短時間睡眠やショートスリーパー(短時間睡眠で元気に過ごせる人)を研究していたほどだ。しかし今、ぼくはどんなことがあっても必ず7時間睡眠を取るようにしている。何があっても必ずで、例外はない。なぜそこまでして、ぼくは7時間以上の睡眠を取っているのか。それには理由がある。上にも書いたように、ぼくはアルバイトを3つかけもちしていたことがある。ちょうど20代の前半の頃だ。平日は朝4時半に起きて、朝6時~15時までスタバでアルバイト、その後少し仮眠をして17-22時まで講師のアルバイト。休日は家電量販店でのキャンペーンスタッフとして、11時~20時まで派遣社員として働いていた。アルバイトを3つかけもちをしていたのは半年程度だったものの、その間丸一日休む日は一切なく、睡眠時間が3時間〜4時間半という日が続いた。若さにかまけてがむしゃらに働いていた、、、というと聞こえはいいが、日に日に身体がボロボロになっていくのを感じた。まぶたがピクピクと痙攣し出し、仕事の途中で急に睡魔に襲われたり、早朝の出勤のとき、まだ寒い中道路を歩いていると急に涙が出て止まらなくなるなど、身体の不調が次々と出てきてしまった。身体がもう限界を迎えて倒れる寸前になったとき、アルバイトの掛け持ちを3つから2つに減らして、どうにか丸一日休みの日を設けることができるようになった。半年ぶりの休日。誰にも邪魔されずに死んだように眠ることがなったとき、身体が内側から少しずつ治っていくのを感じるようになった。「睡眠はやっぱりすごい!てか、ちゃんと寝なきゃ人は死ぬんだ。。。」「人は寝ないと死ぬ」。そんなのはよく考えれば当たり前だが、当時はそんなことを考えられるほどの余裕もなかった。ただひたすらに身体に鞭打って働いたものの、日に日にボロボロになる身体に、心もまた引っ張られてしまったのだ。その後、身体が元通り回復し、睡眠の大事さを感じたものの、個人事業を立ち上げる関係で再び短時間睡眠生活になってしまい、2017年は身体や心の調子がいまいちになってしまった。いったいどうすれば身体と心のパフォーマンスを改善させられるのか。。。そう悩んでいるときに『神・時間術』と出会ったのだ。読んでいくうちに、これまでの自分の睡眠がまったくの間違いであったと悟った。そして、長年に渡る長時間睡眠への罪悪感を払拭することができたのだ。「よし決めた!どんなことがあっても7時間睡眠を取るぞ!(グガー」こうして、ぼくは7時間睡眠を取るのが習慣になった。この7時間睡眠を習慣にし始めてから、心身の不調は嘘のようになくなっていったのだ。。。嘘のような本当の話。まだ時間管理という意味では未熟なぼくだが、すべての活動の土台となる「睡眠」に関しては、7時間睡眠という重要ポイントを押さえることができた。『神・時間術』に出会っていなければ、ぼくは未だ長時間睡眠に対して罪悪感を抱いたまま、心身のバランスを崩してしまっていたことだろう。今後さらに改善する必要があるとすれば、「22-26時の睡眠のゴールデンタイムの死守」と「朝4時起きでの執筆活動」だ。この2つは、仕事の集中度を最大化させるための要件だ。これに関しては、また別のエントリで書くことにしよう。さて、「何時に起きるか」ではなく「何時に寝るか」をもう一度決め直しておかないと。ー中澤順PS.睡眠を削ってまでする仕事に価値はない。ぼくはそう感じています。一分でも一秒でも早く寝て、身体と心を回復させたほうが良いですよ。寝る前の飲酒はいいですかだって?ばっかもーん!飲み物を酒からホットミルクに切り替えるんだ!

あなたは”社長の仕事”についてこんな勘違いをしていませんか?

From: 中澤順ぼくが翻訳業を主体とする合同会社を立ち上げたのは2015年の6月です。なので、もうそろそろ丸3年経ちます。当時、20代で会社を立ち上げたこともあり、周囲に会社を立ち上げた同年代の友達がおらず、おかげで(興味本位からか)さまざまな質問を受けてきました中でも一番多かった質問はこれです。「ところで社長って何をやるのが仕事なの?」この質問を初めて受けたとき、ぼくはどうやって説明したものか悩みました。なぜなら、ぼくにとって社長の仕事とは、物心ついたときからごく自然に行ってきたものだったから。つまり、空気のようにごく当たり前なことだったからです。ですが、自分が理解しているとおりに説明しても、すんなり理解してもらうには難しいとも感じました。それぐらい、ぼくと友達との間には認識に差があったからです。もっとも、友達からすると、ぼくが一体何をしている人なのかよく分からなかったようです。しょっちゅうカフェにいて難しい顔をしながらパソコンをいじっている…会うたびにぜんぜん違うことに携わっている…自分が普段会わないような社長さんと飲みに行っている…言っていることが難しくてよく分からない…なんで何個も仕事しているの…?「一つの仕事をずっとやる」というのが常識の友達にとって、ぼくが取り組んでいることが多岐にわたっているので、友達が知っている常識に反しているように感じたんだと思います。社長の仕事は「決めること」実はぼくも、アルバイトで生計を立てていたときはその辺りが分かりませんでした。ですが、個人事業で翻訳業を立ち上げてみて、自分の看板でお金を稼ぐようになってから、おぼろげながら社長の仕事というのが分かってきました。それは、「決めること」です。「えっ?決めること?」「なにそれ、そんなの誰だってしてるじゃん」「そんなんで金もらっているの?あほらし」このように反応した友達も少なからずいました。なにしろ、「決める」という行為は、ちびっこでもやっていますから。そんなちびっこでもやっていることで金をもらっているのか!と言われて怒られたこともあります。ですが、実際、そんなちびっこでもやっている「決めること」がどれほど大切なのか。個人事業を展開する上で、嫌というほど感じさせられました。では、アルバイトをしていた当時のぼくはなぜそんなかんたんなことが分からなかったか?それは、給料日にちゃんと給料が振り込まれている仕組みに乗っかって働いていたからです。誤解しないでください。給料というのは、とっっっっっってもありがたいものです。働いたぶんの給料が給料日に確実に入るので、気持ちがとても落ち着きます。これにボーナスが年2回も入ってきたら、気分的には最高!あ、ちなみにぼくはボーナスをもらったことが一度もありません……正直、給料に賞与1-2ヶ月分が上乗せでもらえるとか最高すぎですよね……ボーナスをもらった経験がないので、「気分的には最高!」の部分は僕の想像ですが笑「毎月決まった日にお金が入ってこない!」これは想像以上のストレスです。ぼくも最初3ヶ月は仕事が一つも入ってこなかったため、講師バイトで食いつないでいました。なんとしても食いつなぐべく、講師の仕事を少しでも多く受注するため、小中学生:全科目、高校生以上:文系科目すべて+数学2Bまで指導可という条件にし、さらに牛丼屋で早朝バイトをしていたぐらいです。かくして、翻訳の仕事がまったく入ってこない間、ぼくがまずやったのはとてもシンプルなものでした。つまり、「どんな事業展開にするかイメージし、紙に書き出すこと」でした。「仕事をゲットするために、新規のお客さんを獲得する」ではありません。「英語の資格、TOEICや英検を取得するために勉強する」ではありません。「翻訳の技能を磨く」ではありません。「どんな事業展開にするかイメージし、紙に書き出すこと」でした。「こういうお客さんがいいな……」「給料日はこの日がいいな……」「もらう給料はこのぐらいがいいな……」「この仕事はやりたいな……」「この仕事はぜったいやりたくないなぁ……」「働く場所はここがいいな……」などなど。自分の願うイメージをありありと想像し、それをいつでも見返せるように紙に書き出していく作業をずっとしていました。なぜこの作業を先にしたのか?それは、商売は自分が思い描いている以上のものにはならないからです。つまり、商売の限界を決めてしまうのは自分の想像力だからです。すでに起業し、事業を軌道に乗せていらっしゃる方と飲みに行った際、みなさん口々にこうおっしゃいました。「自分が思い描いたことを実現していくのが社長の仕事だ」と。最初は、先輩の社長さん方が何を言っているのかよく分かりませんでした。でも今ならちょっと分かります。「俺はこういう事業をしていくことに決めたから、なんとしてもやり遂げるぞ!」と決断することこそ、社長の仕事だと。自分の願望に思いきり正直になって、細かい一つ一つの項目をピックアップして「俺これやりたい!」「俺こんなの絶対やりたくない!」と選び出す作業をしていきます。そうやってブラッシュアップされた自分の願望を紙に書き出して、実現させていくために必要な作業を一つ一つ埋め合わせていく。自分がほしい結果(=イメージ)を先に決めて、それを実現させていくために必要な行動をアホみたいにやっていく。今のところ、「ぼくがかんがえたしゃちょうのしごと」とはそういうものだと考えています。その結果、他の人からすると、同時に何個もの仕事をやっているように見えるようです。ぼくからすると、「結果を決めて原因を作る」という作業ただ一つをやっているだけなので、複数のことをやっているという意識はありませんが……。実際、僕の周りにいらっしゃる社長業の方々を見ても、社員の立場から見たら「この人、ぜったい頭おかしいよ……!!!」と感じる人が大勢います。それぐらい、頭のネジが数本抜けている方ばかりです。酒を飲みたいと思ったらアホみたいに飲む。肉を食べたいと思ったらアホみたいに肉を食べる。好みの異性がいたらすぐに声をかけて口説く。まるで野生動物のようです。それぐらい、自分が感じたことに素直に正直になって、すぐに行動します。お給料をもらう仕事に就いた状態で社長たちの姿を見ていると、「マジでなんなのこの人…」「ぜったい頭おかしいよ!」「この恥知らず!」と感じてしまうのかなと感じます。ですが、自分が社長の立場になって先輩の社長たちを見ると、まったく違う感想が浮かびます。「あーやっぱりそうするよね。俺もそうする。」「しょうがないよね。だって楽しいもん!」「あの子かわいいよね!俺だってぜったい声かけるよ!」どのポジションに立つかによって、感想も180°変わってしまいました。このポジショントークの違いに気づけたことは、自分で商売をやってみた得られた大きなポイントだと感じています。「こんなことしたら相手に嫌われないかな……」という罪悪感に囚われていると、みすみすチャンスを喪ってしまいます。明日食う飯代もひねり出せるか分からない立ち上げ初期であれば、罪悪感に囚われているのはとってももったいないことです。自分の願望に正直になって、ほしいものを「決める」。「決めた」ら、それが叶うまでやり続ける。「叶う」ために最短・最適な方法を模索する。罪悪感に囚われているともったいないですよ!誰がなんと言おうと「俺はこれをやる!」と「決める」こと。なので、「決める」ことは、社長業をやる上でとっても大事だと感じています。ー中澤順P.S.23歳ごろに思い描いた「カフェの一角で仕事する」「仕事中はジャズ音楽が常に聞こえるようにする」というのを実現させるために、はじめにやれそうな仕事として翻訳業を選びました。(「いや、そのりくつはおかしい」「そもそも翻訳を思いつくお前がどうかしてる」とよくツッコまれました笑)それぐらい、他の人からしたらしょうもないことだけど、自分にとってはゆずれないことを見つけることで、社長業の一歩は始まると思います。