あなたは”社長の仕事”についてこんな勘違いをしていませんか?

From: 中澤順

ぼくが翻訳業を主体とする合同会社を立ち上げたのは2015年の6月です。

なので、もうそろそろ丸3年経ちます。


当時、20代で会社を立ち上げたこともあり、周囲に会社を立ち上げた同年代の友達がおらず、おかげで(興味本位からか)さまざまな質問を受けてきました


中でも一番多かった質問はこれです。


「ところで社長って何をやるのが仕事なの?」


この質問を初めて受けたとき、ぼくはどうやって説明したものか悩みました。

なぜなら、ぼくにとって社長の仕事とは、物心ついたときからごく自然に行ってきたものだったから。

つまり、空気のようにごく当たり前なことだったからです。



ですが、自分が理解しているとおりに説明しても、すんなり理解してもらうには難しいとも感じました。それぐらい、ぼくと友達との間には認識に差があったからです。


もっとも、友達からすると、ぼくが一体何をしている人なのかよく分からなかったようです。


しょっちゅうカフェにいて難しい顔をしながらパソコンをいじっている…

会うたびにぜんぜん違うことに携わっている…

自分が普段会わないような社長さんと飲みに行っている…

言っていることが難しくてよく分からない…

なんで何個も仕事しているの…?


「一つの仕事をずっとやる」というのが常識の友達にとって、ぼくが取り組んでいることが多岐にわたっているので、友達が知っている常識に反しているように感じたんだと思います。



社長の仕事は「決めること」


実はぼくも、アルバイトで生計を立てていたときはその辺りが分かりませんでした。

ですが、個人事業で翻訳業を立ち上げてみて、自分の看板でお金を稼ぐようになってから、おぼろげながら社長の仕事というのが分かってきました。


それは、「決めること」です。


「えっ?決めること?」

「なにそれ、そんなの誰だってしてるじゃん」

「そんなんで金もらっているの?あほらし」


このように反応した友達も少なからずいました。


なにしろ、「決める」という行為は、ちびっこでもやっていますから。

そんなちびっこでもやっていることで金をもらっているのか!と言われて怒られたこともあります。


ですが、実際、そんなちびっこでもやっている「決めること」がどれほど大切なのか。

個人事業を展開する上で、嫌というほど感じさせられました。


では、アルバイトをしていた当時のぼくはなぜそんなかんたんなことが分からなかったか?

それは、給料日にちゃんと給料が振り込まれている仕組みに乗っかって働いていたからです。



誤解しないでください。

給料というのは、とっっっっっってもありがたいものです。

働いたぶんの給料が給料日に確実に入るので、気持ちがとても落ち着きます。

これにボーナスが年2回も入ってきたら、気分的には最高!



あ、ちなみにぼくはボーナスをもらったことが一度もありません……

正直、給料に賞与1-2ヶ月分が上乗せでもらえるとか最高すぎですよね……

ボーナスをもらった経験がないので、「気分的には最高!」の部分は僕の想像ですが笑



「毎月決まった日にお金が入ってこない!」


これは想像以上のストレスです。

ぼくも最初3ヶ月は仕事が一つも入ってこなかったため、講師バイトで食いつないでいました。

なんとしても食いつなぐべく、講師の仕事を少しでも多く受注するため、小中学生:全科目、高校生以上:文系科目すべて+数学2Bまで指導可という条件にし、さらに牛丼屋で早朝バイトをしていたぐらいです。


かくして、翻訳の仕事がまったく入ってこない間、ぼくがまずやったのはとてもシンプルなものでした。

つまり、「どんな事業展開にするかイメージし、紙に書き出すこと」でした。


「仕事をゲットするために、新規のお客さんを獲得する」ではありません。

「英語の資格、TOEICや英検を取得するために勉強する」ではありません。

「翻訳の技能を磨く」ではありません。


「どんな事業展開にするかイメージし、紙に書き出すこと」でした。


  • 「こういうお客さんがいいな……」
  • 「給料日はこの日がいいな……」
  • 「もらう給料はこのぐらいがいいな……」
  • 「この仕事はやりたいな……」
  • 「この仕事はぜったいやりたくないなぁ……」
  • 「働く場所はここがいいな……」


などなど。


自分の願うイメージをありありと想像し、それをいつでも見返せるように紙に書き出していく作業をずっとしていました。



なぜこの作業を先にしたのか?

それは、商売は自分が思い描いている以上のものにはならないからです。

つまり、商売の限界を決めてしまうのは自分の想像力だからです。


すでに起業し、事業を軌道に乗せていらっしゃる方と飲みに行った際、みなさん口々にこうおっしゃいました。


「自分が思い描いたことを実現していくのが社長の仕事だ」と。


最初は、先輩の社長さん方が何を言っているのかよく分かりませんでした。

でも今ならちょっと分かります。


「俺はこういう事業をしていくことに決めたから、なんとしてもやり遂げるぞ!」

と決断することこそ、社長の仕事だと。


自分の願望に思いきり正直になって、

細かい一つ一つの項目をピックアップして

「俺これやりたい!」「俺こんなの絶対やりたくない!」

と選び出す作業をしていきます。


そうやってブラッシュアップされた自分の願望を紙に書き出して、

実現させていくために必要な作業を一つ一つ埋め合わせていく。

自分がほしい結果(=イメージ)を先に決めて、それを実現させていくために必要な行動をアホみたいにやっていく。


今のところ、「ぼくがかんがえたしゃちょうのしごと」とはそういうものだと考えています。

その結果、他の人からすると、同時に何個もの仕事をやっているように見えるようです。

ぼくからすると、「結果を決めて原因を作る」という作業ただ一つをやっているだけなので、複数のことをやっているという意識はありませんが……。


実際、僕の周りにいらっしゃる社長業の方々を見ても、

社員の立場から見たら

「この人、ぜったい頭おかしいよ……!!!」

と感じる人が大勢います。

それぐらい、頭のネジが数本抜けている方ばかりです。


酒を飲みたいと思ったらアホみたいに飲む。

肉を食べたいと思ったらアホみたいに肉を食べる。

好みの異性がいたらすぐに声をかけて口説く。


まるで野生動物のようです。

それぐらい、自分が感じたことに素直に正直になって、すぐに行動します。


お給料をもらう仕事に就いた状態で社長たちの姿を見ていると、

  • 「マジでなんなのこの人…」
  • 「ぜったい頭おかしいよ!」
  • 「この恥知らず!」

と感じてしまうのかなと感じます。


ですが、自分が社長の立場になって先輩の社長たちを見ると、まったく違う感想が浮かびます。


  • 「あーやっぱりそうするよね。俺もそうする。」
  • 「しょうがないよね。だって楽しいもん!」
  • 「あの子かわいいよね!俺だってぜったい声かけるよ!」


どのポジションに立つかによって、感想も180°変わってしまいました。

このポジショントークの違いに気づけたことは、自分で商売をやってみた得られた大きなポイントだと感じています。


「こんなことしたら相手に嫌われないかな……」という罪悪感に囚われていると、みすみすチャンスを喪ってしまいます。


明日食う飯代もひねり出せるか分からない立ち上げ初期であれば、罪悪感に囚われているのはとってももったいないことです。


自分の願望に正直になって、ほしいものを「決める」。

「決めた」ら、それが叶うまでやり続ける。

「叶う」ために最短・最適な方法を模索する。


罪悪感に囚われているともったいないですよ!

誰がなんと言おうと「俺はこれをやる!」と「決める」こと。


なので、「決める」ことは、社長業をやる上でとっても大事だと感じています。

ー中澤順


P.S.

23歳ごろに思い描いた「カフェの一角で仕事する」「仕事中はジャズ音楽が常に聞こえるようにする」というのを実現させるために、はじめにやれそうな仕事として翻訳業を選びました。(「いや、そのりくつはおかしい」「そもそも翻訳を思いつくお前がどうかしてる」とよくツッコまれました笑)

それぐらい、他の人からしたらしょうもないことだけど、自分にとってはゆずれないことを見つけることで、社長業の一歩は始まると思います。

TRI-ANCHOR LLC

「ともに学び、楽しく、豊かになる事業」を作るお手伝いをします

0コメント

  • 1000 / 1000