虚淵版ゴジラ

From: 中澤順

@打ち合わせ後のスタバにて、、、


劇場で観そびれていた虚淵版ゴジラの2作目をNetflixで視聴しましたよ。 


SFゴジラ、えげつないですわ。 

どうやってこんなん勝つんだよ…。 

創造神≒虚淵玄≒ゴジラ、殺意の波動に目覚めすぎなのでは問題。 



 えげつないぐらいギリギリの状態に主人公を追い込んで究極の選択を迫る。まさに虚淵。 

洋画でもここまで精神を追い込むような事態は起きない。まさに虚淵。 

そしてキャラは惨たらしく絶命する。まさに虚淵。 

(なお、これは決してネタバレではない。いつもの虚淵。) 


 それにしても、創造神の殺意がきわめて高い世界で生きるのはなんと大変なことだろうか。 


主人公「クソッ、神ッ!神めッ!どうして俺を見捨てるんだ!?」 

創造神「えっ、だってその方が盛り上がるじゃん?滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。さあ、我が腕の中で息絶えるがよい!」 



 やはりこの男、第六天魔王か何かではないだろうか。 

作中人物へのえげつない殺意。これはもう、シナリオライター:虚淵玄が抱える宿業である。 


 そして、実に度し難いのだが、俺は彼の書くシナリオが好きだ。 

ボンカレーはどう作っても美味いのと同じで、虚淵玄のシナリオはどう鑑賞しても面白いのだ。


しかし、これはもはや、逆説的な人間賛歌なのでは?

こんなにも極限状態で取った人間の行動は、それがどんなに葛藤に満ちていて、理屈では度し難いものであったとしても、こんなにも生き生きとしているのだ! 

創造神:虚淵玄が理不尽なほど厳しい状況を設定すればするほど、その上でもがき苦しみながら生き抜こうとする人間の葛藤、嘆き、苦しみ、安堵、そして愛が、くっきりと浮かび上がってくる。

そういった感情は、それがプラスのものであれ、マイナスのものであれ、なんとも言えず美しいのだ。


「人間とは、こんなにも美しい”感情”を内に秘めているのだ!

さあ、俺にお前の中の"感情"を見せてみろ!お前を本気で◯してやるッ!」

と言わんばかりの、虚淵玄の脚本。

えげつないわー。本当にえげつない。そして好き。


ああ、三部作の完結編が待ち遠しい!

逆説的な人間賛歌たるゴジラの最終幕、俺は楽しみにしています。

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